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(有)佐藤船舶工芸・社長の日記

日本郵船貨客船「氷川丸」完成!

この程日本郵船の貨客船「氷川丸」1;200が完成し、お客様に引渡しを完了いたしました。

「氷川丸」は現在横浜港に繋がれており、有料で一般に公開されていますので、ご存知の方も多いと思います。
1930年に日本郵船会社が建造したシアトル航路向け貨客船で、戦時中は病院船で活躍し、戦後は国内の旅客輸送に従事し、その後1953年にシアトル航路に復帰。1960年引退、1961以降横浜に係留され現在に至っています。

四日市港で見掛けた監視取締り艇!

写真は、8月18日に四日市港の海上保安庁船艇基地で見掛けた監視取締り艇の「ぺてるぎうす」です。


この艇は民間のプレジャーボートを装い取り締まりに従事する関係で通常の保安庁の船艇の塗装と異なり白色で統一されていて、一見民間の船と間違ってしまいますが、大きなフェンダーが取り付けられていますので、識別点になると思います。

普段余り見掛けられないので掲載してみました。

ロシア帆船「エカテリーナ」1;48模型完成!

ロシア帆船「エカテリーナ」の模型が出来上がりました。

この船は1782年船頭大黒屋光太夫の「神昌丸」が鈴鹿の白子浦を出帆、紀州藩の米を積み江戸に向かう途中暴風に遭遇し、遭難漂流。翌年アリューシャンに漂着。
1791年帰国の嘆願書をロシア皇帝に直訴。許可後ラスクマンと共に遣日修好使節として現在の北海道根室に着く。この時に光太夫らが乗って帰ったのがこの「エカテリーナ」号で、光太夫は翌年日本に引き渡され更に江戸に屋敷を貰い1798年には故郷の亀山藩にお預けの身となる。
この「エカテリーナ」は始めて日本に送った使節で、日露交渉が行われています。
黒船来航よりも以前の史実です。
三重県鈴鹿市に「大黒屋光太夫記念館」が有りますので、歴史のお好きな方の訪問見学をお勧めいたします。

軽巡洋艦「神通」1;200模型完成!

暑中お見舞い申し上げます。

梅雨明けと共に軽巡洋艦「神通」1;200模型が完成致しました。

実に久し振りに作る「軍艦」模型の気がしています。
この艦は「川内」型の軽巡洋艦で5500トン型の最終型3隻の内の1隻です。
「神通」で忘れられない事件が、昭和2年に起こった三保ケ関事件で、夜間戦闘訓練中に駆逐艦「蕨」と衝突し沈没させ自らも艦首を大破する事故を起こし、艦長も後日自決しています。
「神通」はこの修理の折に艦首の形状をダブルカーベチャーに改めています。

プライベート模型!!

アイドルタイムを見付けてプライベートの模型を作りました。

「第十八宇和島丸」200分の1の模型です。

この船は本来、宇和島運輸が所有する客船で、宿毛ー宇和島ー大阪の航路に就役していた船で、総トン数885トン、長さ55mの小型客船です。
模型では大阪商船の「大」のフアンネルマークをつけていますが、この船は一時期大阪商船が傭船していましたので、敢てこの時期の表現にしてみました。

仕事ではアチコチの模型に手を出して少し混乱致しています!
追々完成順にまた掲載してみたいと思っております。

可愛い模型!(哨戒特務艇)

知人に頼まれ小さな模型を作りました。

スケールは200分の1ですが、元々が小さな旧海軍の哨戒特務艇です。
ご存知の通り戦時急造の木造漁船タイプの哨戒艇です。
長期行動を可能にする為後部マストにスパンカーが有りますので、模型では帆を張ってみました。

話は変わりますが、昨年の3.11大震災後始めて東北に行きました。
仙台で津波により被災の模型を引き取り修復する為の訪問でした。
2メートル有るケースのガラスは全て破損流出、台板部分も波と部屋の道具類にぶつかったのか凄い破損状態で、地震プラス津波の二重被害で模型の上部構造物は90%以上流失し、無い状態でした。
所有者様にとりましては記念の船、思い出の船でしょう。
震災前の状態に戻しお届けさせて頂くべく頑張るつもりでおります。
帰路東北道は今も道路復旧工事がなされておりました。
法面の崩れがアチコチに残りつくずく震災の大きかった事を知らされました。

海上保安庁平成24年度観閲式及び総合訓練

6月2日、3日の両日海上保安庁の「観閲式及び総合訓練」が二年振りに行われました。
昨年度の観閲式は3,11の東日本大震災の為中止になりましたので、2年振りに羽田沖にて実施されました。
私も2日の観閲船隊の巡視船「そうや」に乗船し、見学させて貰いました。
観閲式と総合訓練の二部構成は例年の通りですが、今年は外国船の参加が無く、米国コーストガードのC-130が飛来していました。
当日のスナップを掲載してみました。

順に受閲船隊のトップを走る巡視船「しきしま」、続いて関係機関トップ受閲を受ける海上自衛隊の護衛艦「やまぎり」で続いての写真は火災を起こしたタンカーに見立てたタグに消防艇による消火の様子。最後は高速機動連携訓練の一齣です。

護衛艦「あぶくま」100分の1模型完成!

暫く中断致しておりました海上自衛隊の護衛艦「あぶくま」100分の1模型がようやく完成致しました。

「あぶくま」は平成元年に就役した2000トン型の小型護衛艦です。

東北大震災以来早くも1年以上経過し、少しは落ちついて来たのでしょうか。
この処震災で破損した模型、又長年趣味として集められていた模型が津波に流され思い出と共になくされ、再起を図る為修復や新たに集めなおす企業、個人の方が増えて来ております。
精一杯協力させて頂くべくご相談に応じさせて頂いております。

バルク船納品完了!

先月末に無事造船所にバルク船の150分の1の模型を納品して来ました。
この機会を利用して、新たな資料館の模型作りに関しまして打合せをしてまいり、5月内に製作に着手する事になりました。

現在は海上自衛隊の護衛艦100分の1模型の制作中ですが、完成致しましたら又お知らせしたいと思っております。


(掲載写真は作業中のものですので、雑然としていますが、ご容赦の程をお願い致します。模型はバルク船「HYUNDAI PIONEER」150分の1です)

 「日本郵船歴史博物館」の企画展

 昨年の12月3日から今年の4月1日まで開かれている「籾山艦船模型製作所の世界」と銘打った企画展もこれまで2回模型制作実演を行われ、今回3月10日に講演会として籾山家の歴史とその作品に付き船の科学館の学芸部長さんの公演が籾山様一族を迎え行われました。
少なからず私も籾山様とは係わりも有りますので、拝聴させて頂き、終了時ご長男の肇様よりご丁寧なお礼の口上まで賜り恐縮して帰ってまいりました。
1年前に郵船様からお呼び出しを受け、籾山様の模型修復を依頼され修復作業の他に籾山様所縁の模型、工具、その他も企画展向けに貸し出し1年間お世話になりました。
これも来月1日で終了で、何か寂しい気持ちも致しております。
未だ見に行かれていないで、興味の有る方でお時間が有りましたら是非ご覧になられる事をお勧めいたします。
小社も籾山様に一歩でも近ずく事が出来る様精進致したく思います。

http://www.nyk.com/rekishi/exhibitions/event/momiyama/index.htm

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